6/22にファシリをしました。えびです。
振り返りブログに関しては完全に、忘れていました。ごめんなさい。それと、指摘してくれたそりおんに感謝。
数日前に夏至を迎え梅雨真っ盛りと言ったところですが、皆さん体調如何でしょうか。というのも、無事是名馬とは言い得て妙でして、何よりも重要なのは体調だなと考えさせられる貴重な一週間になりました。皆さんは私の反省を活かし、ファシリの準備をする際は、まずご自愛ください。そうです。体調不良でのファシリとなり結果としても消化不良と言ったところでした。まぁ悔やんでいても仕方ないので内容に入っていきます。
と、その前に。今回ファシリをやるにあたって掲げた目標があるのでそちらを事前に共有します。
①長いGDの時間を設けること
→皆さん、今期は15分のGDを3回ってパターンが多かったので、自分は長いGDを設定することでより発散を意識したGDに取り組んでもらいたいと考えていました。
②全員の意見を取り入れること
→これは幹事として、自分のリーダー像を確立するための施策です。皆さん目線では、より参加している感、一体感があったのではないかと考えています。例えば、事前要約のパワポを教科書振り返りに流用したり、事前課題で皆さんの回答を共有したりしました。それと、GD後のFBもある程度意識していたので、気付いてもらえて嬉しかったです。
今回の範囲からは輪読本も第4章の「組織における意思決定に対する情報・判断特性の影響」ということで、4章の始まりは期待値原理とプロペクト理論が範囲でした。そちらの詳細は、輪読本やネットに頼るとして、ここでは表題の通り自分のファシリについて振り返っていきたいと思います。結論から言うと、「抽象度を上げ過ぎた、高難度の輪読の時間」を提供することとなり、かなり悔いの残る結果となりました。まず、教科書を読んだ時に範囲は絞らないと収拾が付かないと考え、プロスペクト理論より損失回避傾向を選択。個人的には皆さんに「損失回避によって生じる損」と言う点に着目してもらいたいなと言う考えのもとファシリを務めました。テーマは最近ゼミ生の間でも良く聞く就活とし、就活によって生じる損を損失回避の観点から認識してもらうと言う方針が固まりました。もう少し詳細に述べると、フィア・アピール(恐怖マーケティング)を体験することでどう転んでも損が生じる場合の立ち回り方について考えて貰おうと言う魂胆でした。
全体の流れとしては(事前課題→)教科書振り返り→事前課題共有→解説→個人ワーク→GD→まとめ(→事後課題)としました。では、各々の目的、内容について以下に記述していきます。
事前課題では、実際に就活でよく見るメールを提示し、各々魅力的だと思うものを選んできてもらいました。目的は、僕が事前に皆さんの損失回避傾向を知りたくて設定しました。後日談ですが、今回の座席はチームごとによる回答のばらつきを抑えるために損失回避傾向の強い人・弱い人などをバランス良く配置出来ていたりします。結果としては、思いの外損失回避傾向の小さい人が多く、若干焦ると同時に「損失回避」というワードを入れて誘導すべきだったかな?と感じました。ただ、FBで全く損失回避傾向を狙われているとは思わなかったので色んなデータが取れたのでは?と言って貰えたので、まぁ許容範囲でしょうか。
ゼミ当日、まずはそれぞれの事前課題を共有する時間でした。ここでの狙いは、皆さんの損失回避の傾向を認識することとと個人差があることを知って貰おうと考えての設定でした。ここの議論は自分の予測と完全に一致していて、かなり良い感覚をもって解説に進めました。解説でも、実際に皆さんの事前課題の回答を用いて損失回避を説明することで、反応を見る限りではかなり納得してもらえているような印象でした。改めて我ながらナイスアイデア!!って感じながら進めていけたと記憶しています。
そのあとに、フィア・アピールの説明を行い、個人ワークをしてもらいました。個人ワークの内容は立場が変わり、「就活ガチ勢の友人にフィア・アピールを用いた文面でLINEを送って遊びに誘おう」でした。フィア・アピールを実際に使って貰おうと言う魂胆で設定しました。と言うのも、フィア・アピールを使う側になることで、される側の意識にも多少なり影響があると考えての設定でした。時間が無くて、全員分の回答は見られていないのですが、ここでもまだ、ある程度予測通りには進んでおり、このままGDに入っても何とかなるかなという楽観的な考えでいました。しかし、文脈からも分かるようにそう上手くいかないのが常なんですね。
GDは内容設定が難しくて、①個人ワークで作ったLINEと②事前課題のメールの両方を受け取った立場から考えて、どちらの予定を優先するかと言う内容でした。(恐らく、ここがあんまり伝わっていなかった泣)テーマ設定の意図としては、どちらをとっても損失が見えている状態で、どちらの損失を取り、何故もう一方の損失は甘んじて受け入れられるのかという内容で話してもらいたかったこと、それと損失回避のループに入ると時間をも損しているよってことに気づいてもらいたかったのです。しかし、説明があまりにも幅広いことと、複雑すぎる故に端折ってしまい結果的には伝わらない部分が多かったなと言う感触でした。また、テーマ自体に対する自分のミスとしては、LINEとメール双方の重要度を具体的に設定しなかったことによって、まとまりにくいGDにしてしまったなと言う後悔があります。答えが無いものを前提に作っており、GDの時間も長めにとったので色々な着眼点から考えて貰えたとは思うのですが、もう少し道筋を見せても良かったのかなって感じました。
そんなこんなで、何とかゼミは終わり、事後課題。内容は、①自分の損失回避傾向に点数をつけ(1~10点の間で)、②自分の損失回避傾向の特徴と③今回のGDのようなケースに出会った場合の対処法を考える と言う形にしました。意図としては、長いGDを通じて少なくとも3人の損失回避傾向が見られたと思うので、その中で個人の傾向にも再度目を向けて貰いたいと考えての設定でした。こちらも、皆さんの回答を見る限り大きな問題もなく設定できたと感じています。
こんな感じで、思い残すところの多い初めてのファシリでしたが、色々試せたのでその達成感もありました。最後に皆さんにお伝えしたいのは「無事是名馬」。本当に焦るし、良いことないのでファシリをやる前の週の予定には余裕を持たせましょう。
長々と拙文を書いてきました。ここまで読んでくれている人は、もう私のファンなのではないかと思います。もし、ファンだよって人が居たら、対面でもLINEでも良いので教えて下さいね。
P.S. 幹事として~18期のみんなへ~
気づきにも書いたけど、今回みんなの視線が批判的だなって感じることが多い1日だった!毎ゼミ目標を見ても明らかに意識して、厳しくしてくれていると思っていて、もっともっと沸かせたい自分としては頼もしい限りです。中間戦略会議からたった数日で、良くもここまで変わるものだなと感じて、ちょっと驚いちゃった。期待しているのに、期待以上のものが返ってくるって感覚は何よりも嬉しいし、負けていられないなと、自分も頑張らなきゃと感じています。気付いた人から指摘が出来ると言うのが良い組織だと言う山岡先生のお話は本当にその通りだと思うし、18期にはその能力があるので、ぜひぜひガンガン気づいて、ガンガン指摘して、ガンガン沸点へ、その先へ行きましょう!! 期待してるよん!