こんにちは!今回第10回輪読を担当しました19期のはるです!今回の第10回輪読が春学期最後の輪読だったので、気合入りまくりの輪読会でした。組織におけるコンフリクトと交渉を学びつつ、輪読会全体のまとめとなるように意識した、第10回を振り返っていきます。
今回の第12章は「コンフリクトと交渉」というタイトルであり、その名の通り組織におけるコンフリクトと交渉の在り方について学習しました。ケース紹介との兼ね合いで、ファシリでは交渉のみ教科書振り返りを行いました。交渉の2つのアプローチから始まり、偏ったアプローチをとらざる得ない状況の説明、その他交渉における問題点を振り返りました。次のGDにつながっている部分をしっかり説明できた反面、少し時間を余らせてしまった所は反省点として挙げています。
ここからGDを振り返っていきたいと思います。GDでは「交渉において嘘をつくことや相手をだますことの倫理」をテーマに「不動産の賃貸契約における交渉」をGDとして行いました。不動産の内見・成約に繋げるためには、ある程度話を盛ったり都合の悪い部分は隠し通す必要があると思います。しかし、それらの倫理基準は明確に存在しているのか、容認される範囲は決まっているのか、などを問いかける目的で今回のGDを行いました。GD1で物件紹介用のチラシを実際に作ってもらい魅力度を評価、GD2で実際の物件資料とどれほど情報の乖離があるかを評価し、点数をつけ順位付けを行いました。不動産側は不都合な情報は隠して内見に繋げたい。しかし、不都合な情報を隠しすぎれば、信頼度が低下し成約にはつながらない。この状況を楽しみながら、GDに取り組んでもらえておりファシリとしても嬉しかったです。順位付けで用いた点数の開きがあまりない結果に終わってしまい、点数の調整が甘かった所を反省点としています。今後はGDデモを行うなどして対策していきたいです。
今回のファシリは春学期最後であったというところもあり、ゼミ全体のまとめを意識した構成にしました。噓をつくことの倫理性を問いかけ、今後の人生において自身が立ち止まって考える機会を提供できたのではないかと考えています。来期の輪読では20期も参加したものになります。今後の活動もより精力的に行い、自身の学びを深めていきたいと考えています。